2006年6月

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【梅雨】九州は天気が続いていましたが今日から一週間、雨が降るそうです。梅雨は北海道を除く日本、中国の揚子江流域、朝鮮半島南部に特有の現象です。この時期、この湿気が漢方では問題になります。湿度が高いと、皮膚表面での汗の乾燥がうまくいきません。汗は乾燥する時に皮膚表面のを奪いますが、乾燥しないと温度の低下が起きないため、汗の出る汗腺は開いたままの状態が続きます。この皮膚表面温度できなくなり体温をコントロールしている自律神経の働きも乱れてきます。自律神経の働きが乱れると、血管への指示も混乱し、血流異常が起こります。とくに筋肉や末梢神経の周囲で血行が悪くなると筋肉の硬直や末梢神経障害を起こします。 また、湿気が溜まり、関節が痛んだり、お腹が冷えて下痢をするなどの影響が出てきます。湿の性質は下に沈み、停滞しやすいのです。したがって、下肢の浮腫、湿疹、重だるいなどの症状が伴います。また、冷えを伴いやすくなります。体に余分な水分が溜まってしまい様々な症状が出ます。梅雨の時期になると胃腸の調子が悪くなったり関節が痛んだりという方は、温めて、湿気を取ればよいのです「寒湿」は関節の痛みと大いに関係します。蒸し暑いからといって冷やさないようにしてください。
梅くろず

昨日は、熊代農園さんに注文していた『青梅』が届いたので、このHPでも紹介している『梅くろず』を作りました。

お客様のご予約分と自家用分作ったので1日かかりましたが、当店は、1年に1回の恒例行事になっているので楽しかったです。

 

黒酢らっきょう

鳥取砂丘のらっきょうと坂元のくろずを使って昨日漬けました。毎年JA鳥取いなばから直送してもらっているので新鮮のまま漬けることができるので、1年中シャキシャキ感が楽しめます。
らっきょうと漬けると黒酢の独特の風味が一切しないので子供から喜んで食べることができるし、このたれをそうめんのつゆに混ぜるとまた食欲が出て夏バテにも効果あり!毎年数人のお客様から注文が入るので手間はかかりますが丁寧に仕上げました。

過去の病気と思われている、おたふくかぜや百日咳など「昔の感染症」が復活の兆しを見せています。薄れる警戒心や生活習慣の変化が新たな危機を招いています。20世紀半ばの子供たちにとって、こうした感染症は通過儀礼の一種でした。しかし、60〜70年代に予防接種が普及した結果、これらの感染症は過去のものとなっていましたが・・・・。
米中西部で国内線に乗った、たった2人の感染者をきっかけに、おたふくかぜが流行し今や感染者が1000人を超えています。今回の流行が警告するのは、ワクチンは万全の予防手段ではなく、感染症のウイルスは今も“うようよ”しているという事実です。「感染症と診断される件数が減ったからといって、撲滅宣言を出すのは早すぎる」「そのせいで人々の警戒心緩み、舞い戻った病原体に襲われる」(米疾病対策センター:ケネス・カストロ氏)今回の米国での感染の特徴は、大半が子供ではなく大学生が中心に感染しているところです。その背景にはこんな原因がありました。はしか、おたふくかぜ、風疹の3種混合ワクチン(MMR)は80年代後半に改良され、接種回数が1回から2回になったが、今の世代の大学生は、より効力の低い1回接種を受けた最後の時代です。MMRと自閉症の関連が噂されたため、予防接種を受けさせなかった親もいます。よみがえる「過去の脅威」はまだあります。忘れていませんか?鳥インフルエンザもインドネシア方面では、食事に尋ねた知人の家で感染したケースもあります。くる病・しょうこう熱や記録的な低感染率が続く結核にも薬に耐性をもつ病原体が登場しています。「今はいつの時代?」と思わず言ってしまいそうな話ですが、これが21世紀の現実なのです。